卒業生の近況報告

H23年度 看護学科卒業 田中麻衣さん

 4月から看護師として働き始めて、約10か月。4月当初は「私なんかが看護師として勤まるのだろうか。続けていけるのだろうか。」と不安ばかりを抱いていました。しかし、今まで本気で「看護師を辞めたい」と思ったことはありません。それは、プリセプターの先輩だけではなく、病棟スタッフ全員がサポートしてくださっているおかげだと思いますし、本当に感謝しています。


私が勤務しているのは、神経内科病棟でパーキンソン病・ALS・脊髄小脳変性症など、様々な疾患の患者様がおられます。看護度の高い、所謂”寝たきり”の患者様が多いためコミュニケーションをとることも難しく、毎日悩むことも多いです。瞬きや頷き、口唇の動き、表情も大切なコミュニケーションツールであると学びました。一方的なケアではなく、なぜこのケアが患者様に必要なのかを考えながら日々関わっていかなければならないと思っていますが、効率よく動けずバタバタしているためなかなか実行できていないのが現状です。


悩んでいるときや落ち込んでいるとき、友達と会うことでとても元気になります。話を聞いてもらうとすっきりするし、逆にそれぞれの病院での話を聞くことで「私も頑張らないと。」と思えます。


学生の時に出会った友達はこれからも大切にしていきたいです。定期的に集まってスポーツをしたり、8月には約40人が集まって同窓会を開きました。休みが合わず来られなかった人もたくさんいるので、また声をかけて集まりたいです。先生方にも会いたいので、近々学校に顔を出してみようかなと思っています。実習ではいつも病んでいたので、今の私の姿を見てきっとビックリされるのではないかと思います(笑)